仮装通貨(ビットコインやそれ以外)を使用することで生じた利益は、所得税法上、課税の対象となります。
この損益は、原則として雑所得に区分されます。
事業所得になる場合もありますが、ほとんどの方は、雑所得になると考えられます。
利益が生じるケースには以下のような場合が考えられます。
1、仮装通貨の売却
2、仮装通貨での商品の購入
3、仮装通貨と仮装通貨の交換
4、仮装通貨をマイニングにより取得し円に換えた場合
5、仮装通貨で証拠金取引をした場合
6、仮装通貨を贈与した場合。(受贈者、贈与者双方に税金がかかる可能性があります。)
7、分岐し、新規の仮装通貨が付与され、円に換えた場合。
上記の損益を計算するためには、その取引の都度、仮装通貨のレートを把握しておく必要があります。
取引時のレートが分かるように書類を残しましょう。
また、商品を購入した場合には、レシートに明細が記載されているので、レシートを必ず保管しましょう。
外貨で購入して利益が出た場合など、為替の計算と仮装通貨の計算の両方が必要になります。
後からレートを調べるのは、非常に煩雑な作業となりますので、取引時に必ず記録を残すようにしましょう。
利益が出て、確定申告が必要な人が申告をしなかった場合など、以下のようなペナルティがあります。
忘れずに申告しましょう。
1、無申告加算税
2、延滞税
3、重加算税
4、過少申告加算税
申告が必要かどうか、心配な方は、お早めにご相談ください。